うちのドールハウスにもクリスマス!

今朝は子どもたちの喜ぶ声で目が覚めて、サンタさん、うーん、この紙どこかで見たような?という微妙な空気はあるものの、それを口に出して確かめることはなかった。弟ピーはゆうべ布団の中で、「ねえ、もしおとうさんやおかあさんがサンタさんのかわりをしてくれてるなら、ぼくがおとなになったらいってね。そうしないとぼくのあかちゃんはプレゼントをもらえないから。」と言っていた。
今年初めに聞いた佐々木正美先生の講演で出てきた話がずっと引っかかっている。それはどこかの先生が新聞に書いた新春のコラムで、ちょっと詳細は覚えていないし、また聞きなのだけど、現代人は「気持ちいい」ことを求めている、でも気持ちいいことと「喜び」は違うということだった。子どもたちは本当の空腹というのは味わったことがないし、あらゆる不便、不自由から開放されて過ごしている。手をかけ、我慢して得たものにこそ喜びがある。そんな内容だったと思う。おいしい食べ物、子供に何千円もするプレゼント。私たちはそういうことに慣れてしまっている。でも、新年明けて大地震が来て、家も何も失われた年もあった。信じられない大津波が来た年もあった。今あるシアワセは、あたりまえなことだと思っちゃいけない。でも、子どもたちにどうやって伝えていくのか。なかなか難しいから、この話、ずっとひきずっていたのだろう。