ゆっくりと自然の中で

みんな集まってるかな?

昨日は子どもたちの通っていた幼稚園のお祭り。といっても、そんじょそこらのバザーや文化祭とはわけが違う。母たちの手作りテイストいっぱいの、やさしくて暖かいお祭りなのだ!リコーダーのやさしい音色、プロ顔負けの人形劇、何時間かかったんだろうとため息ものの看板、ナチュラルなものを使って手作りコーナー、身体を思い切り動かせるスタンプラリー。
毎年、作る人は変わっても、変わらない「らしさ」を持ち続ける。それは「こう!」って定義できないけれど、幼稚園ですごしていくうちに親の方も自然に感じていくもの。会場になっているこの場所は、子どもたちが卒業するまで毎週遊びに来ているところ。勝手知ったる、子どもたちの遊び場。遠足も、プレイデーもここ。この場所は都会の中にありながら自然がいっぱい残っていて、走り回るのにちょうどいい、土の地面がある。
この場所に、人工的な色はなじまないでしょう。キャラクターものは不自然でしょう。こんなに静かなのに、大きな音楽はいらないでしょう。売るものにしても、武器はよくないでしょう。毎年、時間をかけてそんなことが話し合われる。
ゆきりん、人形劇、すてきだったよ。音楽も人形も声も、みんなよかった。
そろそろ1周したかな、と思う頃、ドンドコドンドコ、パーカッションの音が聞こえてくる。大地な感じのする音楽に、自然に人が集まる。このエンディングもすてきだったな。
子どもたちは仲良しの友達も来なくて、ちょっとつまらなそうにしたけれど、それでもあちこちで「大きくなったね」「また背が伸びたね」と声をかけられてうれしそう。いろんな人に愛されて大きくなっておくれ。
まあ、いちばん楽しんでいたのはわたし。でも、フラ仲間がいるからまだ楽しいけれど、みーんな知らない人ばかりになる日が来るんだろうな。さみしいな。