稲刈り

これに入れてつついた!

秋晴れのこれといって予定のない日。弟ピーは空手の練習に出かけてしまったので、うちのバケツ稲もついに収穫の時を迎えることになった。
バケツで育てる稲=バケツ稲は、種をまくところから始めたので、なかなか楽しかった。私の育ったのは田んぼがたくさんある田舎だったけど、自分で育てたことはない。病気にもかからず、米らしいものができた。
さっそくトンにいちゃんは、米の部分をぽろぽろっと収穫し、茶碗にいれて喜んでいた。いつものようになにもかも出しっぱなしのやりっぱなしだったので、パパにちょっと怒られて、いつものようにちょっと抜けてるトンちゃんなので、作業しているパパの足元に収穫した米を茶碗に入れて置いてしまった。振り向きざま、パパの脚は茶碗にジャストミート!収穫した米の4割は芝生にばらまかれた。あきらめきれず掃除機で集め、泣く泣く芝と選別すること30分。
「終わったよ〜♪」とよみがえったトンにいちゃん。近所のおじいちゃんが言ってたように、口の細い瓶に入れて、お箸でざくざくと脱穀作業。・・・楽しそう。「おじいちゃん、瓶に入れてつつくって言ってたよねえ」と夫。
私「うん、言ってた。」
夫「『バケツ稲の育て方』にはなんて書いてあった?」
トン「うーん、なんか、そんなようなこと!」
・・・ザクザクザク
夫「ホントにこれでいいの?本、どこにあるの?」
トン「おれの机のねえ・・・うーん、わかんない!」
・・・ザクザクザク
夫「探してきなよ」
・・・しばらくして

トン「お父さん!稲を10日ほど干しましょうだって!!」

ヒャハハハと、笑い転げて、今、米は冷蔵庫の上で、なんとなく乾かされている。
いつになったら食べられるかな?