おなべで煮ているところ

ちょっと縁があって、うちには毎年早春に、宮古島からタンカンが届く。その、知り合いの知り合いは、なんでも、脱サラして宮古島でタンカンの農園を始めたとか。始めのうち、10年以上前かな?味もイマイチだったけど、年々おいしくなる。自然条件によっては当たりはずれはあっても、最近はずっとおいしい。もちろん、無農薬で大事に育てられた、元気な果実だ。
今年はその無農薬パワーは、温州みかんのかわとどんなに違った色を出すのかと、タンカンの皮を冷凍庫にためていた。ここ2、3日忙しく、ながら作業ではあるけれど染液をとった。さわやかな柑橘類の香りが部屋に広がる。
とれた染液は、そんなに濃くはない。やっぱりミカンジュースの色だ。これは、羊毛はだめだな、と、シルクを染めることにした。朝から他の仕事のついでに染めて、先ほど媒染液につけたけど・・・すごい!思いがけずきれいな黄色!
これから、宮古島の元気なティダ(太陽)とまではいかないけれど、東京の春の陽に干してみようっと。